

カコテクノスは、鉄道ファンの間で神戸電鉄1117号を保存していることで有名です。私も小さい頃から鉄道が好きで、車両に関する機器をつくり、全国展開していることは知っていました。高校で学んだ建築も好きなマンガも学べる大学へ進み、就活はアニメ制作会社や鉄道会社の車両工場を志望。思うように決まらず、1年間、ホテルの音響・映像の設営アルバイトをしていました。
カコテクノスに入社したのは、中学時代からの知り合いの鉄道YouTuberから「受けてみたら?」と言われたことがきっかけです。鉄道が走り続ける限りなくならない会社であり、何よりも鉄道の知識を深められることが魅力で天職です。家でも鉄道マンガを描いたり、模型をつくったりしています。
電車を安全に運行するために、定期的に車両用の装置や機器を交換するリピート工事は欠かせません。私は主にブレーキ装置、電気信号を光信号に変換する装置を担当し、必要な部品の手配をしています。車両リニューアルに伴う更新工事が必要な場合は、お客様のご要望に応じて改定図面や3D-CADで立体モデルを作成します。基板設計はアートワーク設計とも呼ばれ、プリント基板上で電子部品の配置を考え、配線パターンを描いていきます。
お客様とのやりとりや修正を重ね、改定要望書などのエビデンスと一つひとつ照合しながら図面を完成させていきます。部品製造部に依頼するリスト、製品製造部に依頼する作業などの資料を作成し、製造へ。現品会議を開き、問題がないか、もっと工程を減らせないか、工事中にトラブルが起きないかなどを何度も検討します。設計がミスをするとあらゆる部署に影響が及ぶため、とても責任のある仕事です。

リピート工事の手配で使う社内システムを改修できたことがうれしかったです。当時の担当者が退職され、諦めていたそうで…。C言語やExcelマクロを使ったことがあり、「やってみてくれへん?」と頼まれました。やっているうちにここもあそこもと修正を行い、想定以上に使いやすくなって作業効率がアップ。皆さんとても喜んで下さいました。
神戸電鉄1117号も「こわさない限り、自由に触っていいよ」と言われたので、鉄道仲間を集めて現役時代の様子を再現。電気・電子の知識は、仲間から学ぶことも多いです。上司や先輩から専門的なことを聞かれたり、「やるやん」「カンペキやん」と褒められると嬉しくなります。
今は、電車に乗ると、これは何に使われるんだろうとよく観察するようになり、その周辺まで想像するようになりました。私のように鉄道好きじゃなくても、ものづくりに興味があれば大丈夫。ミスがあってはならない製品なので、先輩方がしっかりカバーして下さいます。








